トランプ政権でビザ取得が困難に? 2025年のアメリカ移住は気長に。

こんにちは。女性の海外ライフスタイル研究所 代表まつなおです。私はアメリカで25年以上、日本人女性の海外ライフスタイルを支援しています。


トランプ政権が復活しましたね。私たちはアメリカ移住を支援していますが、トランプ政権下ではビザの取得がとくに厳しいと、よくいわれます。こんなときは、気長に準備するしかありません。

ゆっくりマイペースに準備できる時期だと前向きに捉えましょう。今回は「2025年のアメリカ移住は気長に。」というお話をします。


トランプ大統領の移民対策

トランプさんは不法移民対策に力を入れている大統領です。さまざまな政策を展開していますが、なかでも不法移民対策を最優先課題の1つとして掲げています。

とくにアメリカと陸続きのメキシコからの不法入国を厳しく取り締まっているのですが、国境地域を監視するために軍隊を設置するほどです。

つまり、それほどメキシコからアメリカへの不法入国が多いということです。

日本にいるとピンとこないかもしれませんが、ニューヨークなどの大都市にいると、それが本当によくわかります。


もちろん、対象国はメキシコだけではありません。入国時はビザを持っていたけれど、期限が切れてもずっとアメリカに居続ける不法滞在者もたくさんいます。そのため、厳しくチェックをして、不法滞在者を見つけたら自国に帰ってもらうということをやっています。


そうすると、不法滞在で働いていた人たちが自国に帰ってしまい、アメリカで働けなくなりますよね。そのため、庶務をこなしてくれる働き手が少なくなっているんです。

ビザ発給についても、人手不足でなかなか手続きが進まないと聞いたことがあります。


アメリカに住めるビザ発給まで、どれくらい?

トランプ政権でないときは、アメリカ移住のためのビザ発給は6か月〜8か月であることが一般的でした。以前はどれだけ遅くても10か月程度で発給されていました。

しかし、いま私たちのお客さまで移住が決まった方は、すでに10か月が経過しても発給されていません。あとどれくらい待てばいいのかを調べてみると、目安として15か月目にビザが下りる予定だそうです。

そのお客さまはアメリカ人との結婚が決まった方なのですが、結婚をしても1年以上、遠距離で過ごさなければならないということですね。


ただし、アメリカにはビザなしで90日間の滞在が可能です。90日で帰国してまた改めてすぐ入国するという方法は、あまり受け入れられませんが、アメリカに配偶者がいる場合は受け入れてもらえる可能性が高いです。

こういう時期は、本格的な移住に向けて少しずつゆっくり準備ができると考えて、気長に進めていくのがいいですね。


アメリカ移住で気をつけること

グリーンカード保持者と結婚して移住をしたいという方も少なくありません。でも、グリーンカード保持者の配偶者として移住をするには、許可がもらえるまでさらに時間がかかります

これは、トランプ政権かどうかにかかわらず、大統領が誰であっても時間がかかるものなんです。2〜3年かかることもよくあります。


そのため、グリーンカードよりも自分でビザをもらえるように、学生生活・転職・アメリカ国籍の方との結婚などを目指すほうが、現実的な気がします。もちろん、グリーンカード保持者と運命的な出会いがあれば、何年でも待つしかありませんが。


また、移住するなら、ビザ以外の注意点も知っておく必要があります。

例えば、日本の銀行口座に100万円以上の預金がある場合はアメリカに申請しなければなりません。申請しないとペナルティが課せられます。逆に、申請をしたからといって課税されるわけではないので、きちんと申請しましょう。


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アメリカ移住をするためには、準備しなければいけないことや気をつけるべきことがたくさんあります。それでも、大変な準備を乗り越える価値は大いにあります

アメリカの魅力については、これまでほかの記事でもいろいろとお伝えしてきました。ぜひいろんな記事を読んでみてくださいね!


ビザ発給に時間がかかるいまこそ、ゆったりマイペースに準備をするチャンスです。いまから一緒に準備をはじめませんか?いつでも相談してください。

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女性の海外ライフスタイル研究所

「女性の海外ライフスタイル研究所」は、代表のまつなおさんが25年以上の経験をもとに、海外で暮らす日本人女性を支援する研究所です。 サイトでは、起業や移住、アメリカでの生活の楽しみや苦労、海外での経済や人間関係の管理方法、英語学習のモチベーション維持方法など、さまざまなトピックに関する記事が掲載されています。

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