こんにちは。女性の海外ライフスタイル研究所、代表まつなおです。私は日本で起業をし、アメリカでも事業を続けています。これまで25年以上、多くの日本人女性の海外ライフスタイルを支援してきました。
海外で起業をするなんて大変そうだと考えている方も多いのではないでしょうか。もちろん、大変なこともたくさんあります。でも、それ以上に成長できることのほうが多いので、ぜひチャレンジしてほしいと思っています。
今回は、私が海外起業をして大変だったことや乗り越えた方法をお伝えしますね。
アメリカでも起業できたポイントは結婚だった
私の場合、起業後よりも起業前のほうが大変だったように思います。日本で展開していた事業をアメリカでもしようと思い、いざ起業するとなると、そもそも学生ビザでは起業ができなかったんです。
学生起業をしている方もいたようなのですが、当時はインターネットにいくらでも情報がある時代ではありません。情報収集しきれず、アメリカでの起業は諦めないといけないのかなと、落ち込んだ時期もありました。
アメリカに住み続けることは決めていたので、看護師の資格を取ろうと試みて専門学校へ入学したり、フルタイムの仕事を探して会社からのビザサポートを受けようと考えたりとさまざまな方法を模索しました。
でも、専門学校の勉強はとても難しいし、就職活動もアメリカの大学を卒業しないと厳しいとわかったんです。
日本にいたころから仕事で国際結婚の支援もしていたので、自分も結婚してアメリカに住めるようになれば起業もできると思いつきました。そこで、次に素敵な人と出会ったら結婚しようと決め、無事に主人と出会えて結婚して、アメリカで起業することになりました。
起業のために結婚したわけではありませんが、結婚するという1つのソリューションを知っていたので、スムーズだったように思います。
いまは少し調べればいろんな情報が手に入りますよね。だから、できることはどんどん調べて渡航前から準備をしておくことをおすすめします。
集客できないときは、新たな市場を開拓するチャンス
そこまで大きな経営危機はこれまで幸いにもなかったのですが、アメリカでバブルが崩壊したときに、お客さまがほとんどいらっしゃらなくなったことがあります。
でも、事業をやっていればある程度の浮きしずみがあることはわかっていたので、心境としては「こんなものだろう」と考えていました。
そのときは、お客さまが向こうからいらっしゃらないなら自分から会いに行こうと考えて、いろいろな都市でイベントを企画しました。
当社は、主に海外ライフスタイルを築きたい日本女性を支援しているので、そのきっかけを作るために、ニューヨーク・ロサンゼルス・サンフランシスコへ実際に出向いたんです。
そんななか、シンガポールで国際就職を支援している日本人経営者の方からお声がけいただき、コラボレーションできることにもなり、シンガポールへも出向きました。
アジアにも市場があるとは、そのときまで考えていませんでした。見えていないところに、まだまだ市場ってあるんだなとわかったんです。
こうして行動したことは事業成長の大きな転機になりました。
実際に出向いてみると、インターネットで調べていてもわからないことをたくさん知ることができます。インターネットはどんどん活用してもらいたいのですが、やっぱり現地に行ってみるとか、自分の体を使って行動してみることも、すごく大切だと思います。
子育てと経営の両立は大変。だからこそ、海外起!?
ほかにも大変だったことといえば、女性経営者の多くが直面することですが、やはり子育てをしながらの経営です。
当時はほとんど1人で経営していたので、出産前から病院にパソコン持ち込んで横たわりながら仕事をしていました。子どもが生まれてからは、キーボードと自分のあいだに子どもを寝かせて仕事をしながら母乳をあげていたこともあります。
それでも、アメリカでは子育ては夫婦で半分ずつという考え方が強いので、主人がよくサポートしてくれました。すごく助かりましたし、いまでも毎日助かっています。
でも、日本における育児は、まだまだ女性のほうの負担が多いようですね。妊娠して出産するのも女性ですし、やっぱり女性のほうが背負うものが大きいというのは、どれだけ時代が進んでも事実としてあると思います。
子どもを育てながら経営までするとなると、やっぱり現実的に、女性のほうが数倍大変だと思います。
だからこそ、私たちは海外ライフスタイルの支援や海外起業のサポートをおこなっています。アメリカなどの育児に協力する文化が根付いている海外で起業や結婚をすれば、女性たちが何かを諦めたり犠牲にしたりせずに、活きいきと生活できると思うからです。
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海外移住も、起業も、大変なことはたくさんあります。だけど、それ以上に、日本に居続けていては想像もできないような素晴らしい経験や成長に溢れています。
きっとみなさんが想像しているよりも、幸せなことのほうが多いんじゃないかなと思います。なぜなら、私たちの周りには、海外に出て活きいきと人生を楽しんでいる女性たちがたくさんいるからです。
少しでも海外移住や海外起業に興味がある方は、いつでも相談してくださいね。
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