こんにちは。女性の海外ライフスタイル研究所 代表まつなおです。
私たちはアメリカで、これまで約25年にわたって、海外に住みたい女性たちをサポートしています。
日本にいると当たり前に感じることが、海外では、すばらしい文化や信頼できる行動として評価されていることをご存じですか？
海外に出てみると、「日本人であること」が思いがけない場面で信頼につながったり、強みになったりすることがたくさんあります。
今回の記事では、世界から信頼される日本人ならではの強みについて3つ紹介します。
「メイド・イン・ジャパン」の積み重ねてきた信頼が、日本人に対する信頼感につながる
海外に出てみると、日本の「繊細さ」や「丁寧さ」があらゆる場面で評価されていることに気づきます。
その1つとして、「メイド・イン・ジャパン」の製品は、世界中で「品質が高い」「信頼できる」と認識されていることが挙げられます。
たとえば、トヨタ・ユニクロ・キッコーマンなど、日本発のブランドをきっかけに会話が生まれることも多いです。
「そのシャツ、シンプルでいいね！どこのブランド？」
「日本のユニクロなんです」
「日本のユニクロすごく好きだよ！品質いいのに安いよね！」
といった風に、何気ないやり取りから、自然に心の距離が縮まることもあります。
相手の知るブランドや文化から会話を始めることは、海外ではよくあることです。その点で、「日本製品を誰もが知っている」というのは大きな強みと言えます。
日本が、“知られている国”であること自体が、信頼の入口になり、人との関係づくりをスムーズにしてくれるんですね。
「メイド・イン・ジャパン」という信頼の積み重ねは、品質の高さだけをを示すだけではなく、日本人が長年大切にしてきた誠実さや丁寧さが形になったものであり、海外の方々にとって、日本人そのものへの信頼につながる力になっているのです。
日本の製品が海外でもよく知られていて、そのおかげで興味を持ってもらえるのはとっても嬉しいですよね。
日本人ならではの精神性が生む、世界に誇れる礼儀正しさ
日本人の礼儀正しさは、海外でもたびたび話題になります。
たとえば、ある国の王宮で兵隊さんが観光客と一緒に写真を撮る場面で、日本人の団体が写真を撮り終えると、その1人1人が「ありがとうございました」と頭を下げていたそうです。その光景を見た海外の人が「日本人は、本当に礼儀正しい」と驚いたというエピソードもあります。
人に対して、きちんと礼儀を返すという、当たり前の感覚を大切にしているのが日本人です。これは、他の国の人々にはあまり見られない、日本人ならではの心のあり方だと思います。
こうした礼儀正しさの根底には、「相手を敬い、自分を律する」という日本人の精神性があるのではないでしょうか。
その姿勢は、日本の中でも初対面の人に好印象を与えたり、信頼関係を築くうえで欠かせない力ですが、国境を越えても同じです。どんな文化や価値観の中でも、丁寧に接する人は信頼されやすく、好感を持たれます。
つまり、礼儀正しさは“世界から尊敬される高いコミュニケーションスキル”であり、日本人が自然に身につけている大きな強みなのです。
自由に国を渡り歩ける日本のパスポートは、世界からの信頼の証
海外に行くときに欠かせないのがパスポートですよね。
パスポートは海外渡航時に国籍や身分を証明する、世界共通の身分証明書です。国によってはパスポートだけでは入国や滞在ができず、別途ビザの申請や審査に多くの時間がかかり、手続きが大変な場合もあります。
でも、日本のパスポートを持っていると、そうした手間をほとんど感じません。なんと、2025年現在、日本のパスポートは189の国と地域へ最長90日間もビザなしで渡航することができます。これは世界でも第3位の国数です。
長らく、首位をキープしていたこともあり、「世界最強パスポート」なんて呼ばれ方もされていますね。
そのため、日本に帰化したり、日本人と結婚したりして「日本のパスポートを手に入れたい」と願う人も少なくありません。
日本のパスポートは「自由に世界とつながることができる証」であり、つまり、世界から高い信頼を得ている証でもあります。
実は、そんな“世界最強のパスポート”を持つ権利があるにもかかわらず、日本人のうち、実際にパスポートを所持している人はわずか6人に1人だというデータがあります。
世界中、自由に旅ができるパスポートを持ちながら、その恩恵を十分に生かしていないのは、なんだか惜しい気持ちになりますね。せっかく信頼される国に生まれた私たちなので、その強みを活かして、ぜひ世界に1歩踏み出してみてほしいなと思います。
まとめ
こうして見ていくと、「日本人であること」そのものが、すでに大きな強みなのだと感じます。
「メイド・イン・ジャパン」に代表される誠実なものづくり、思いやりと礼儀を重んじる姿勢、そして、世界中どこへでも行けるほど信頼されている日本のパスポートなど、これらはすべて、長い時間をかけて日本人が築き上げてきた信頼の証です。そしてその信頼の上に、今の私たちが立っているのだと思います。
だからこそ、自分の国や文化に誇りを持ち、その強みを生かして世界とつながっていくことが大切です。「日本人でよかった」と思える瞬間は、きっとその1歩の先にあるはずです。
ちょっとでも「海外に行ってみたいな」と思う方は、その気持ちを大切にしてくださいね。そして、私たちにサポートできることがあれば、お気軽にご相談ください。
（取材・執筆協力：古川雪奈）
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